小顔のために-むくみを取って輪郭をすっきり

身体のむくみについて少し説明します。人間の身体には全身を巡るように動脈、静脈という２つの血管とリンパ管が細かく張り巡らされているのはご存知だと思います。ポンプ機能である心臓から送り出された血液は、動脈を通って身体の隅々まで行き渡り、組織間液として細胞に酸素と栄養を届けています。


酸素や栄養を受けた組織間液は、細胞で使用後の二酸化炭素や老廃物を回収して、静脈やリンパ管を通って心臓に戻ってきます。この時に静脈の働きが悪いとそれをカバーするためにリンパ管に送られる組織間液の量が増えるのです。


これがむくみの大きな原因となるわけで、静脈の詰まりやリンパ液の流れの停滞は、細胞と細胞の間に組織間液という余分な水分を溜めてしまい、むくみになるのです。


顔のむくみの原因は、組織間液が顔の皮膚の下の組織に溜まってしまうことで引き起こされます。本来、水分は高いところから低いところへ流れるものですが、顔のむくみは夜横になって寝ている時に発生するので、朝起きた時に一番むくみ症状が出るのです。


又、ビールや日本酒、ワインなどアルコールを飲み過ぎると、血液中アルコール濃度が高くなって血管が拡張し、静脈やリンパ管による水分処理が追いつかず、更にむくみやすくなります。むくみで顔が大きく見えるのは困りものですが、他にもまぶたが腫れぼったくなり、顔の見映えが一層悪くなるのも問題です。